アジアっていいよね 2020ダナン編②
最近コロナでどこにも行けな過ぎて、アジアに行きたい!
という気持ちでこの前のベトナム(ダナン)旅行のことを懐かしみつつこの記事を書く。
初回はコチラ。
到着日、ベトナムの洗礼を受け打ちのめされた私は、タクシーの運転手に助けられた。
ベトナム人の優しさに触れ、夜が明けてから意気揚々と街に繰り出す。
そんな二日目の旅記。
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2020 2/28 7:30
昨夜遅かったのに、朝早く起きれた。
(おそらく、時差と飛行機での休息のおかげ)
歩きつついろいろ見ようと手荷物を手早くまとめて、町に飛び出した。
とびっきりの快晴。
昨日路地で眠っていたバイクが一斉に動き出したかのように、すさまじい量の交通量だった。
本当に大きな通り以外は、信号機が全然なく(あっても機能していない)、車両・が目まぐるしく動いている。
あまりの交通量と歩道からあふれそうな人の波で、酔いそうなほどの”アジア”感をこの時点で堪能できた。
しばらく歩いていると、ベトナムのおじさん達に捕まった。
以前SNSでも呟いたが、「オマ●コおじさん」登場である。
バイカーのおじさんたちは、「バンコー峠やフエまで一日中案内してやるから乗らないか」と言ってきた。
「歩くのが好きだし、今日はこの辺だけ見るから大丈夫」と断りをいれるが、食い下がる。
途中まで「old palace」や「great view」的なことを言っていたが、アピールポイントが違うと思ったのか急に風俗の話を持ち出してきた。
「メニメニガール」から始まり、知っている日本語があると自慢げにあるオジサンは「オンナ!」とジローラモばりのオンナを披露し、あるオジサンは「オマ●コ!イイオマ●コ!!」と連呼。
日本人が好きなタイプがいるとかなんとか言ってすごく食い下がってきた。
埒が明かないので、最終兵器を持ち出した。
英語で「すまんな、俺まだ童貞だから勘弁してくれや。すぐそこの市場見てくるわ」的なことをやんわり伝えると、「マジかお前、なんかごめんな」みたいな感じになって、去っていった。
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童貞にも食い下がれや!!!!!!
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ちょっと歩いてコン市場に来た。
ダナンにある2大市場の一つである。
近づいた瞬間ありえん異臭。
あのタイでも似たような臭いはしたがそれよりひどい。
なんか腐らせたドリアンと川魚の干物の臭いを混ぜたような臭いである。
鼻を覆って入ると独特な構造だった。
一階に雑貨や食品、二階に古着などの衣類を売っていた。
正面入り口からの通路は若干広かったが、それ以外の通路は人一人がやっと通れるくらいだった。
あまりに臭気がすごくてすぐに出てしまった。
あの臭いも、アジアっぽくて好きだけど、吐きそうになったからね。
また歩いていると、別のバイクタクシーが声をかけてきた。
ずっと断るのも気が引けてきたので、とりあえずホテルまで送ってもらうことにした。
すごく爽快だった。
込み合う道をビュンビュンと、ヘルメットもつけずに爆走するなんて日本ではまずできないので、めちゃめちゃ楽しかった。
ついたら、「15万ドン(700円くらい)」という。
1kmもない距離なので、めちゃめちゃぼったくられた。
(後にのった正規のタクシーが5kmで7万ドンだったのを考えるとめっちゃ高い)
おススメだから絶対に乗るべきだが、乗る前には価格交渉をちゃんとしよう。
「もうどこもいかないのか?空港までいくならおくってやる」
とさらに稼ごうとしてきたので、「今日はもうホテルからでないから...」と断って、ホテルに入る。
バイカーのおっさんが消えたのを見計らってまた出かけようと思ったが、ずっとホテル前にいるので、ひとまず部屋に戻って寝た。断りすぎて疲れた。
2020 2/28 13:40
一時間ほど寝て起きたら午後。昼食をとっていないことに気づく。探すとホテルのすぐ横に「コムガーアーハイ」というチキンライスで有名店があったので、行ってみることにした。
コムガー、いわゆる海南鶏飯のような鶏の炊き込みご飯で「Cơm gà」と書く。
ここで一つ面白いことを紹介しよう。
アジアには漢字文化圏という概念がある。その名の通り、漢字をことばに取り入れ、使用記録してきた国・地域を指す。
この文化圏に含まれる国々では漢語として語義や語彙が共通して使われている。
現在、日常的に漢字を用いるのは中国・台湾・日本だけであるが、韓国、そしてベトナムもこの文化圏に属する。つまりベトナム語なのに日本人でもわかる言葉がたくさん存在するのだ。
例えば「男(Nam)」などのように、読みから漢字が想像できる(漢字とベトナムの表記が結び付けられる)ものがたくさんある。
(韓国語でも男は남(Nam)の音。金正男(キム・ジョンナム)とか)
「医師(bác sĩ)」のように「bác sĩ」は漢字では「博士」となるように、若干転じているものもあるが、これらを漢越語といい語彙の6~7割に相当するといわれている。
トイレで「Nam」と書いてあって、「こっちが男か!」と感動した。
こういう文化の共通点はとても面白いと思う。
「Cơm gà」も例にもれず、「Cơm(コメ)」。(gàは鶏の意)料理が想像できる。
めちゃめちゃおいしかった。
野菜の鮮度はともかく、味のしみ込んだライスとプリップリの鶏肉がおいしかった。これで6万ドン(270円くらい)だった。安い。
食後はティータイムである。
あちこち見かけた、「HIGHLANDS COFFEE」というところに行ってみる。ベトナムのスタバ的なコーヒーチェーンらしい。
その場のノリでケーキを二個頼んでしまったが、これにコーヒーを加えて86,000ドンくらい、なんと400円ほどだった。
ケーキは両方とも、日本のケーキにも劣らないくらい正統派で美味しかった。
ベトナムコーヒーはかなり苦くてびっくりした。飲んだことない味だった。
お腹いっぱいになったので、また歩き出す。
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2020 2/28 15:50
どうやらダナンは海が有名らしいので、夕食の店に向かいつつ、沿岸部を歩いてみることにした。
ドラゴンブリッジを渡って東のほうに進む。
途中、何か広場が見えた。
入り口に、ベトナム国旗と鎌と槌の旗が見える。
そこで思い出す、ベトナムはベトナム共産党による一党体制の社会主義国家だったと。街を歩いてても全然そんな感じがしない。(ほかの社会主義国家行ったことないけど)
ずいぶん歩いてミケビーチまで来た。
ただめちゃめちゃに風が強くなぎ倒されそうになるレベルだった。水着のチャンネーや、海水浴に来たグループ、ビーチバレーも行われていて活気があった。
すっごいリゾート感。結局こういうとこが好きなのは出身地が南国だからかなと思ったりもした。
またかなり歩いて、夕飯のお店まで行く。
「バーガーブロス」というハンバーガーのお店に行った。
日本人がオーナーの本格ハンバーガー店で人気があるらしく、観光客でごった返していた。
がっつりアメリカンサイズで、お腹は余裕で膨れる。ベーコンとパティの肉々しいバーガー、うまかったなぁ。ポテトも太く大きい、日本のマックと比べ物にならない。
サイドのパインジュースは半分ラッシーみたいな感じでさっぱりしつつも甘く、味の濃いバーガーにマッチした。
18:31
塩っ気でお腹いっぱいになった。
やはりこうなると、食後のティータイムである。
近くになにやら、フォトジェニックなカフェがあるらしいので行ってみる。
うわあ
めちゃめちゃ綺麗だった...
こんなん日本でも韓国でも見たことないというくらいおしゃれだった。
アイスコーヒーとカヌレを注文する。
なあんだぁ~~?????
おしゃれだな~~~~~~~?????と言いつつ手を付ける。
チョコカヌレはもちもちで、甘すぎずオーソドックスな感じ。美味しい。
コーヒーは「FILTER」と書いてある通り、ベトナムコーヒー。
HIGHLANDSのものと違い、苦みがなくフルーティなコーヒーでとても飲みやすかった。輸入したい。
予定が大体終わったので、ホテルにタクシーで帰る。
ホテルの直下にスイーツ屋があり気になっていた。
さっきカヌレ食べたばかりなのにマンゴーパフェ食べちゃう。
たっぷりマンゴー果肉とホイップクリーム、マンゴースムージーとかき氷が入って200円程度。安くて意味わからんくなってきた。
実はホテルの屋上にはテラスプールがあって、眺めが最高だったのでそこで夜景を見ながらスイーツタイムとしゃれこもうとしたが、清掃時間で閉まっていて泣いてしまった。
スイーツを食べ終わり今度はお土産を買いに、またホテルのすぐ下にある雑貨屋に転がり込む。外観が小ぎれいで、午前に一度物色してよさげなものがあったので、また来るつもりで閉店時間を確認しておいた。
するとなんと、従業員のお姉さんが床に広げた皿を囲んで友人らとめちゃめちゃご飯を食べていた。
営業時間だったので少々びっくりして「またあとで来ます」というと、「ごめんごめん大丈夫だから買いたいものを教えて」と言ってくれたのでお土産を買ってそそくさと申し訳なさげに退散した。
なんかあの、日本で(というか先進国の都市部で)はみないようなゆっるい光景に出くわせるのはとても面白い。接客なんてこれぐらいゆるくてもいいのにと思う。
買ったのはこれ。
アボカドのキュートなぬいぐるみ。妹へのお土産。
店に入ったときに見て、この柔和な笑顔とアボ̚カドのフォルムを活かした可愛らしさに一目惚れしてしまった。
しかしこいつスーツケースにあまりにも入らない。
アボカドのフォルムのせいで厚みがあり曲者になってしまった。
バックパックに何とか入ったので、翌日のチェックアウト以降はこの状態で運搬を試みる。
この後、ベトナムの別地点にいるメンバーと電話して、寝た。結構歩いたのでぐっすりだった。
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2日目、めちゃくちゃ食ってばかりだった。
しかし、なぜかわからないけど、全然腹出ない。
炎天下を長時間徒歩移動すれば何を食べても太らないのであろう。
この日のベトナムめっちゃ楽しい。
ダナンに住んでやろうかと思ったくらいだった。
物価は全体的に休めだしご飯は美味しいしである。
ただ一人で歩いていると、バイカーにめちゃくちゃ声かけられるのでそこはちゃんと断ろうと思った。
楽しかったなあ、ベトナム。